ドラマ『ただ離婚してないだけ』は、2021年に放送され、その衝撃的な内容が大きな注目を集めました。
不倫や妊娠、中絶に殺人といった過激な描写が連続し、倫理観を疑う場面も少なくありません。
そのため、一部の視聴者からは「ひどい」「胸糞悪い」といった厳しい批判が殺到しました。
特に、登場人物たちの自分勝手な行動や感情移入できない性格が、不快感や嫌悪感を引き起こしているようです。
一方で、「現実にありそう」と思わせるリアルな心理描写や、生々しい人間関係に引き込まれた視聴者も数多くいます。
「不快だけど続きが気になる」「リアルすぎて目が離せない」といった声もあり、作品の賛否が大きく割れているのが特徴です。
なぜ多くの視聴者が『ただ離婚してないだけ』を「ひどい」と感じるのか、その理由を口コミや評価を参考に深掘りし、詳しくまとめていきます。
ドラマ「ただ離婚してないだけ」とは?あらすじを紹介
『ただ離婚してないだけ』は、本田優貴の同名漫画を原作とした衝撃のサスペンスドラマです。
物語の主人公である正隆(北山宏光)とその妻・雪映(中村ゆり)は、外から見ると平穏な夫婦。しかし実際は、愛情が完全に冷めきった「仮面夫婦」状態でした。
そんな生活の中、正隆が若い女性・萌(萩原みのり)と不倫関係になり、妊娠や中絶、さらには殺人事件まで巻き起こるというショッキングな展開へと進んでいきます。
【主なキャスト】
- 桜井正隆 役:北山宏光(元Kis-My-Ft2)
- 桜井雪映 役:中村ゆり
- 夏川萌 役:萩原みのり
- 佐野義文 役:深水元基
- 池崎康介 役:甲本雅裕
夫婦関係の崩壊や犯罪といった重いテーマを生々しく描き、「過激すぎる」「倫理的に問題がある」といった否定的意見が多く上がりましたが、そのリアルで先の読めない展開は、視聴者に強烈なインパクトを与えました。
ドラマ「ただ離婚してないだけ」が「ひどい」と言われる理由
ドラマ『ただ離婚してないだけ』が視聴者から「ひどい」と言われる理由を、具体的な評価や感想をもとに詳しく解説します。
① 過激な描写が非常に多い
このドラマでは不倫、妊娠、中絶、暴力、殺人といったセンセーショナルなテーマが次々に登場します。
そのため、特に暴力的でグロテスクな描写に抵抗がある視聴者からは、「刺激が強すぎて見続けるのがつらい」「精神的にダメージを受けた」という声が多く挙がっています。
また、不倫相手である萌が巻き込まれる事件のシーンなど、リアルな苦痛や恐怖を表現する描写が生々しく、「見ていて気分が悪くなる」「夜眠れなくなった」という感想も目立ちました。
② 主人公の行動に全く共感できない
視聴者から特に批判を集めたのが、主人公・正隆(北山宏光)の身勝手な行動です。
正隆は、妻の雪映(中村ゆり)との関係が冷め切ったことを言い訳に、若い女性・萌(萩原みのり)と不倫関係を持ちます。
しかし、自分の行動に責任を持たず、萌に対する扱いも冷酷で、次第にその身勝手さがエスカレートします。
特に、萌の妊娠や中絶をめぐる彼の態度や、ある重大な事件をきっかけにさらに倫理的な一線を超える行動を取ったことで、「自己中心的すぎて許せない」「まったく共感できない主人公」といった否定的な評価が集まりました。
③ 精神的に追い詰められるストーリー展開
物語は回を追うごとに、登場人物たちが精神的に追い詰められ、次々と問題が深刻化していきます。
視聴者にとっては希望や救いが見えないまま、ひたすら絶望的な状況が繰り返されるため、「気分が沈んでしまう」「胸が痛くなるような展開ばかりで見続けるのが苦しい」といった感想が多く見られます。
特に、登場人物たちが倫理的な判断を失い、犯罪や暴力といった行動に走っていく姿が描かれることに対し、精神的負担を感じる視聴者も少なくありませんでした。
④ 倫理観を問われるような描写の連続
本作は、「人間のリアルな闇」を描くことを目的としていますが、そのリアルさゆえに、倫理的に問題があると感じられる場面が連続しています。
特に、主人公夫婦が罪を隠すためにとった行動や、その後の心理的な変化に関して、「許容できる範囲を超えている」「道徳的に受け入れられない」という批判が相次ぎました。
これらが原因で、本作は「倫理観がない」「人間としてありえない」という厳しい評価を下されることになりました。
こうした複数の要素が絡み合い、『ただ離婚してないだけ』は視聴者に強烈な印象を与えると同時に、「ひどい」といった否定的な評価を数多く呼び起こしました。
ただし、その一方で「現実味があって引き込まれる」という視聴者も多く、まさに賛否が分かれる問題作となっています。
ドラマ「ただ離婚してないだけ」視聴者の評価と感想まとめ
ドラマ『ただ離婚してないだけ』は過激な展開で話題となり、視聴者から賛否の声が続出しました。
実際に視聴した人たちのリアルな感想を徹底的にまとめましたので、 視聴前の参考にぜひチェックしてみてください。
賛否両論の意見が多数
SNSやレビューサイトでは、『ただ離婚してないだけ』に対する評価が真っ二つに分かれています。
【否定的な意見】
- 「胸糞悪すぎて最後まで見るのがつらかった」
- 「ストレスが溜まる展開ばかりで救いがない」
- 「倫理観のないキャラクターばかりで共感できない」
【肯定的な意見】
- 「人間の闇をリアルに描いていて見応えがある」
- 「役者の演技が素晴らしく、特に北山宏光の演技が光っていた」
- 「サスペンスとしての完成度は高いし、先が気になってしまう」
『ただ離婚してないだけ』に賛否両論が集まる理由は、作品が描く「リアルな人間の醜さ」にあると考えられます。
否定的な意見の多くは、「共感できない登場人物」や「救いのないストーリー」によって、視聴者のストレスが限界に達してしまった結果でしょう。
特に、倫理観に反したキャラクターの自己中心的な行動や、ショッキングな描写の連続に、不快感を抱く視聴者が続出したのも無理はありません。
一方、肯定派はまさにその「リアルさ」に魅力を感じています。
実際の人間も常に正しく理性的なわけではなく、追い詰められたときに狂気や醜さを見せることがあります。
特に主演の北山宏光をはじめ、俳優陣が見せる迫真の演技が、そのリアルさを際立たせ、視聴者を惹きつける要因になったと考えられます。
つまり本作は、「人間の本質」をどう受け止めるかによって評価が大きく分かれる作品と言えるでしょう。
視聴する側の価値観を試される、挑戦的なドラマです。
ドラマ「ただ離婚してないだけ」なぜひどいと言われる?まとめ
今回は、『ただ離婚してないだけ』がなぜひどいと言われるのか、視聴者の評価や感想を詳しくまとめました。
確かにこのドラマは、不倫や暴力、殺人などショッキングで過激な展開が次々に起こり、倫理的に受け入れがたいシーンも多く含まれています。
そのため、一部の視聴者からは「ひどい」「胸糞悪い」「気分が悪くなる」と強く批判されています。
しかしその一方で、人間が持つ醜さや弱さ、極限状態での行動をリアルに描き、「深く考えさせられる」と高評価をする視聴者もいます。
「不快だけど見る価値がある」「人間の本質を描いた秀作」という声も少なくありません。
つまり、このドラマを「ひどい」と拒絶するか、「人間ドラマとしての価値が高い」と評価するかは、視聴者自身の価値観や感じ方次第と言えるでしょう。
賛否両論ある作品ですが、気になるなら実際に視聴して、自分の目で確かめてみるのも良いかもしれません。